
島根県の訪問看護の力を結集し、地域の方々が「自分らしく」・「安心して」暮らせる社会へ
島根県訪問看護ステーション協会は、1995年に設立され、今年で30年を迎えることができました。お陰様で、当初11つの事業所のみでしたが、現在は90を超えるステーションが協会員として加入する大きな組織となりました。しかし、この30年間で訪問看護を取り巻く環境は大きく変化し、2025年問題や2040年問題と今後も様々な課題が待ち受けています。とりわけ、需要サイドでは、後期高齢者が増加する中、人々の医療・介護のニーズは量的に増加すると同時に、質的にも複雑化・多様化・高度化してきています。それに伴い、訪問看護に求められる役割は、ますます増大し、量的・質的にも更なる充実を期待されています。
しかし昨今は、物価高騰、人材不足など、供給サイドの課題も多く、事業所の休止・廃止も表面化してきています。だからと言って、訪問看護の歩みを止めるわけにはいけません。そんな環境だからこそ、一つ一つのステーションの努力だけでなく、全てのステーションの知見を集約しながら、地域全体の各課題に立ち向かっていかなければなりません。そうした意味でも、30周年という大きな節目の中で、ステーション協会の職能団体としての真価が問われています。
今後は、協会全体が一つになり、地域の方々の声、関係機関の声、各事業所の声にしっかりと向き合い、各課題に立ち向かっていくとともに、職能団体として行政機関とも緻密な連携体制を構築していく所存です。そして、どのように地域の方々の健康と暮らしを支えるのかを、協会員全員で考え、一歩一歩・地道に・泥臭く根を張り、そして花が咲くよう行動してまいります。その活動の一環として、今年度より、当協会では新たな体制を構築し、組織の対応力・実行力・機動力、そしてガバナンス力強化に努めております。また、年度計画に基づく複数回の会議を通し、各事業所間や訪問看護師間で志を同じくし、顔が見え、互いに気軽に悩みを相談できる関係性、ならびに知見の共有や情報交換が出来るネットワークを構築しながら、研修などを通し各事業所の質、ひいては島根県の訪問看護の質の向上を、全員で目指していく基盤を構築していきます。
そういった活動をしっかりと進めながら、「訪問看護を必要としている方へ、必要な時に、必要なだけ、必要な訪問看護を提供する」体制を構築し、地域の方々が「自分らしく」・「安心して」暮らせる社会が実現できるよう、協会員一同尽力してまいります。
島根県訪問看護ステーション協会
会長 高橋京子










